【ベルトコンベア検針機】 【検針機の管理について】
検針機で針や折れ針を見つけます
折れた針先も見逃しません!
縫製段階で混入した折れ針・ホッチキス針・荷札の針金など危険物が混入していないかを調べる機械を「検針機」と言います。
アパレル製品は、ファスナー・ボタン・スナップ・前カンなど金属製服飾付属品が装着されてる物が大半ですが、検針機は針を検出しやすい様に、鉄だけ大きく反応し、ボタンやファスナーなどの非鉄系金属には反応が小さい永久磁石が使用されています。
ベルトコンベアータイプは、検出部分が上下対称にあり、その中を搬送ベルトが走行し、商品をベルトに乗せると検出部分を追加して自動に検針出来る構造で、 検出部内の感度の高さ、左右に関係なくほぼ一定に保持されているため検針の確実性が高く、ハンディータイプは、コンベアー検針機などで鉄片等を探知した後の検知位置の特定にも役立ちます。
検針の重要性
近年、中国や東南アジア諸国等の工場で生産したアパレル商品から、マチ針やミシン針などが見つかるという事例が後を絶たず、このようなミシンの折れ針などが混入したままの商品で客様が怪我をすれば、PL法という法律が適用されて損害賠償にも発展することだってありえます。
ですので、検針検査でそうした異物・危険物が混入した商品を見つけ出す事は、商品の安全性とクオリティを保つ上で必要な作業であり、弊社では、検針機で反応があった物や、最初から検針機に反応してしまう商品等はX線検針機にて、X線透視検査する事で商品の安全性を確認しています。
検針結果報告書・検針済シール
検針をしたご報告書として、弊社フォーマットだけでなく、お取引様フォーマットでの検針報告書の作成と、個々の商品への検針済シールの貼り付け作業等対応いたします。
ベルトコンベアー式検針機
機器名 |
HASHIMA-HN-2670C 0.8φ鉄球検知対応 |
機 能 |
磁気誘導方式 ●等感度域拡大
検出口内の感度ムラを大幅に減少マテリアルエフェクトを少なくし商品の通過性が大きく向上 ●感度設定、言語設定 履歴情報、カウンター設定など多機能な使用が可能 |
機器名 |
HASHIMA-HN2650C 1.0φ鉄球検知対応 |
機 能 |
磁気誘導方式 ●折れ針・マチ針などを検知すると、ブザーがなりコンベアがストップし、さらに不良品を手元までバックさせます ●感度レベルモニターの採用により、検出感度レベルか 確認可能 ●折れ針などの混入箇所を表示する検出位置表示ランプでより正確な位置が確認可能 ●ベルトスピードも、40m/分の高性能機 |
機器名 |
HASHIMA-HN600C 1.2φ鉄球検知対応 |
機能 |
磁気誘導方式 速 度 : 分/約40m 検証着数 : 時/約1000着(但しアイテム、内容等により差が有) アラーム機能保有 / ブザー・停止 反応箇所の特定。 |
検針機の管理について
検針機定期点検報告書
検針機は精密な測定機器であります!!
PIJでは、年に一回の定期点検を行い、定期点検報告書を外部文書として保管しています。
安全管理を担保するためには、至極当然の事! ただ、検針が出来ます!では済まないのです。
日々の定期点検
第三者機関にての定期点検の他、日々以下の様な定期点検を行っております。
始業時・午後始業時・就業時の一日三回
その他各品番スタート枚にテストピースによる、正常に機能しているかの確認。
下記画像の検針機管理記録台帳へ、正常稼働確認後、台帳に一日3回記録・捺印する。
各品番別検針記録は、品番別検針記録帳へ記録する。
このような厳しい検針管理行程を構築することで、お客さまの製品の安全性を保証致します。