【ホルムアルデヒドについて】【測定器・その他設備】
ホルムアルデヒド等の環境汚染基準対策
◆ 安心して作業のできる環境作り
PIJでは、お客様が安心して商品を、お預け頂けるよう細心の注意をはらい、作業環境を整える努力を日々惜しみません。
◆ ベビー服・下着検品・検針・流通加工対応フロア
ベビー・子供服・下着の「検針」「検品」「たたみ・袋入れ」「補修」などの作業をするフロアーは、ホルムアルデヒド等の「環境基準値保持区域」とし、扉には右の写真にあるよう開放厳禁!
ベビー服・下着対応フロアと言うプレートが貼られており、PIJでは0.01~0.03の自主基準を設けて、この環境基準値保持区域では、ホルムアルデヒドの環境基準値が、WHOで定められた0.08ppmを常にクリアーしている事を日に3回検知して記録しています。
また、入荷時の有害物質の有無の検査、ホルムアルデヒドを吸着分解する光触媒レースカーテンの使用や、社内照明をLEDにするなど、商品への負担をかけない環境作りをしています。
ホルムアルデヒドについて
ホ ルムアルデヒドは、日常的にはホルマリンと呼ばれており、生物の標本の製造に用いるほか、消毒・防腐剤など広く用いられ、繊維に関しては、糊剤の接着効果 を高める目的のため、ホルムアルデヒドを含む樹脂を使って加工されることがありますが、 過度のホルムアルデヒドが使用された衣料品を着用した場合、粘膜刺激や皮膚アレルギーを生じる危険があります 。
厚生労働省の「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」(厚生省令第34号)で、ホルムアルデヒドに関する繊維製品の規則基準では
(A) 生後24ケ月以内のベビー下着、寝具などでは 約15μg/g以下
(B) 一般の下着、寝衣、手袋及び靴下などでは75μg/g以内
この様に定められておりますが、ホルムアルデヒドは空気中の水分を吸着して製品に移染する可能性があり、そのため、作業環境の汚染基準対策とし、PIJでは0.01~0.03の自主基準を設けて、ホルムアルデヒドの環境基準値が、WHOで定められた0.08ppmを常にクリアーしている事を日に3回検知して、その記録を保存する事により、お客様が安心して商品をお預け頂けるよう心がけております。
ホルムアルデヒド測定機械
◆ ホルムテクターXP-308B
検知対象 ホルムアルデヒド
検知原理 定電位電解式センサ
(DNPHフィルタによるVOC影響を削減)
検知範囲
0.01~0.38mg/m3
(サービスレンジ:0.39~3.00mg/m3)
0.01~0.30ppm
(サービスレンジ:0.31~3.00ppm)
採取方法 マイクロエアポンプによる自動吸引式
有害物質測定機器等
◆ ガス検知器・気体採取器GV-100S
ガス検知管の交換により、空気中に含まれる様々なガスの濃度測定が可能です。
簡単操作で、その場で短時間に測定が可能
吸引量を調整することで、幅広い測定器範囲のカバーが可能
気体吸引後、ガス検知管の変色層の先端の目盛をそのまま読み取るだけの、わかりやすい直読式
社内照明
◆ LEDライト
PIJでは社内作業場主要照明に関しましては、LED照明を使用しております。
LED照明は、赤外線、紫外線が少ないため商品の色褪せを軽減し、また、380nmより短い紫外線を出しませんので、虫が光だと認識できないため、紫外線域に視覚度の高い虫が寄ってくる事を軽減できます。
カーテン
◆ 光触媒レースカーテン「プラチナム」
パーミナ光触媒酸化チタンを糸自体に練りこんでいる三菱レイヨンソルシャイン使用のカーテンを使用。
光触媒により活性酵素を作り、臭いや雑菌、ホルムアルデヒドのvoc(揮発性有機化合物)を吸着し、水と二酸化炭素に分解します。