検針

衣料品などの流通過程において、商品に縫い針や待ち針・折れ針・ホッチキス針・荷札の針金などの危険物が混入していないか検査すること。

永久磁石から間隔を空けて鉄心/検出コイルを配置したベルトコンベアタイプと、永久磁石と鉄心、検出コイルを一つに組み付けて構成したフラット型(ハンディ型・卓上型・長尺型検針器などが相当します)タイプがある。

ベルトコンベアータイプ検針機
検出部分が上下対称にあり、その中を搬送ベルトが走行し、商品をベルトに乗せると検出部分を追加して自動に検針出来る構造で、 検出部内の感度の高さ、左右に関係なくほぼ一定に保持されているため検針の確実性が高い。

フラットタイプ検針機
商品を手に持ち左右または円を描くように動かして検針するため、動かす速度は遅いより、速い方が感度が高くなります。コンベアー検針機などで鉄片等を探知した後の検知位置の特定にも役立ちます。

 

検針機と金属探知機の違い

食料品業界関係などで使用されているすべての金属に反応する機械は”金属探知機または金属検出機”といいますが、アパレル縫製衣料品は、金属製のファスナーやボタン・スナップ・前カンなど服飾付属品が装着されてる物が大半ですから、金属探知機では残針で反応しているか?、服飾付属品で反応しているか?分からないため、金属でも鉄だけに反応する機械を”検針機”といいます。
検針機も金属探知機も見た目は同じような機械ですが、検針機は鉄系の針を検出しやすい様に鉄系金属に大きな反応が得られ、ボタンやファスナーなどの非鉄系金属には反応が小さい永久磁石が使用されていますが、金属探知機は、鉄系・非金属系(アルミや真鍮・ステンレスなど)のすべての金属に反応する電磁コイルが使用されています。